ギター試奏したいけど恥ずかしくてできない
せっかくギターを初めるんだし良いギターを買いたいけど、ギター弾けないし試奏なんて無理
そんなことを考えているギター初心者のみなさん!
安心してください!
この記事では、試奏ができない原因別に対策を解説しています。
また、試奏するとき、ギターを購入するときにチェックするべき項目をリストにまとめました。
みなさんのギター選びに役立てること間違いなしです!
最後まで見ていってね!
試奏ができない原因別対策
試奏ができない理由も様々あります。ここでは試奏ができない原因と対策を解説します。
ぜひここで説明したことを実践して、満足いく試奏をしてくださいね。
恥ずかしい
下手くそな自分が試奏なんて恥ずかしい。
すごい上手な人しか試奏してない。自分なんかが恥ずかしい。
こう思って試奏をためらっている人が一番多いのではないでしょうか?
ずばり対策を言うと
えぇ!?なにそれ?
てかそれができないから困ってるんやけども
そんな心の声が聞こえてきそうですが、ほんとに気にする必要ないんです。
なぜなら、試奏というのはプレイヤーそれぞれのレベルで自分に最適なギターを探すためにすることだからです。
演奏レベルの成熟具合は人それぞれ。気にする必要なんて全くないよ。
試奏でバリバリに弾いている人もいますが、それはその演奏レベルが高く、その高いレベルに合ったギターを探しているからです。
本当に試奏しに来ている人は、演奏の上手い下手を気にしていません。自分に合ったギターが見つかるかを気にしています。
しかし残念ながら、明らかに見せびらかすようにドヤ顔で速弾きをしたり
あの人より俺のほうがうまいわ
とコソコソ複数人で喋る人はいるかもしれません。
はっきり言って、
そういう人たちはしょうもないです。
外野の声は気にせず、自分自身の音に耳を傾けてください。
何を弾けば良いかわからない
試奏するときのフレーズに悩む方も多いと思います。普段練習している曲を弾けば良いのですが、曲によっては弾きにくいものもあると思います。
ズバリ対策を言うと
そもそも、試奏においては曲を弾く必要はないです。あくまでギターの弾き心地のチェックですからね。
なので
- オープンコード、バレーコードを適当に弾く
- バレーコードはローポジション、ハイポジション両方試す
- 低音弦、高音弦、ローポジション、ハイポジションで適当に単音フレーズやクロマチックを弾く
これで十分です!
曲になっている必要はないです。適当に弾いて、自分が求めていた音や弾き心地であることがわかれば良いのです。
何も弾けない
これからギターを初める予定で、何も弾けない場合もあります。
ズバリ対策は
楽器店の店員さんは基本的にギターが弾けるはずです。
ちょっとこのギターの音を聴いてみたいんですけど
と言って、弾いてもらうのが良いです。
その時に、将来自分が弾けるようになりたい曲のジャンルを伝えてあげると、リクエストに合わせて音作りして弾いてくれるはずです。
そうすると購入後のイメージも湧きます。
気分もアガりますね!
ただ一点注意があります。それは、
これです。
店員さんにギターを弾いてもらったら、ギターを抱えさせてもらい、ネックの握り心地やギターの重さなどを肌で感じてください。
そこであまりにも違和感を感じた場合は候補から外した方が良いですね。
店員さんに弾いてもらって「ハイ、OK」ではなく、必ず自分で持ってみて相性を判断してくださいね。
店員さんに申し訳ない気がする
すぐ買う気もないのに試奏させてもらうのも、申し訳ないなぁ
こう考える方もおられるかと思います。
しかし、楽器店として試奏OKと言っているのであれば気にする必要はないでしょう。
ずばり、
試奏をさせてくれる店としてお客さんに認知されれば、何度もお客さんがお店に通ってくれ、ギターを買わないまでも、エフェクターや消耗品を買ってくれるチャンスになります。
なので、店員さんも試奏して欲しいと考えているはずです!積極的に試奏をお願いしてみましょう!
きっと笑顔で親切に対応してくださるはずです。
試奏時に確認することチェックリスト
晴れて試奏ができるようになりました。
では、具体的にどんなところをチェックしていけば良いでしょうか?
せっかくの試奏チャンス、最大限に活かしたいですね。
試奏するにあたって、確認するべきポイントをリストにまとめてみました。
試奏の時に確認するポイント
- 外観に破損がないか
- 重量が重すぎないか
- ネックの握り心地
- 右手のポジショニング
- トータルの弾き心地
- チューニングが狂わないか
- 立ったときと座ったときで弾けるか
- ストラップの位置を変えて弾いてみる
- ノブやセレクターの扱いやすさ
- ガリの有無
- ネックが反っていないか
- トラスロッドの余裕がどれぐらいか
- 鳴らないフレットがないか
- フレットの削れ具合
- 求めている音作りができるか
- 買って満足できるか
たくさんありますが、一つずつ解説していきますね。
外観に破損がないか
まず、外観をみて破損している箇所がないか確認しましょう。
外観のチェック!
- ネックの付け根にヒビがないか
- ヘッドとネックの境目にヒビがないか
- ネック裏に傷がないか
- ノブの固定が緩くなってないか
- ペグやセレクターがひん曲がってないか
- ボディに割れがないか
このあたりを確認しておくとよいでしょう。
重量が重すぎないか
意外と盲点なのが、ギターの重さです。
レスポールのような木部が多いギターは結構重たいです。木材の種類によっても同じシェイプなのに重さが全然違う場合があります。
重いギターは少しプレイするぐらいならそこまで影響ないですが、ライブなどで長時間立って演奏すると肩が痛くなってきます。
慣れると平気かもしれませんが、僕は重いギターを避けています。
ネックの握り心地
最重要ポイントのひとつですね。
ネックの握り心地は弾きやすさに直結する部分です。Cシェイプ、Dシェイプ、Vシェイプなど、手のひらに当たる箇所の形状が主に違ってきます。握ってみて、しっくりくるものを選びましょう。
特に速弾き系のプレイヤーはほんの少しの握り心地の差が出音に影響するのでシビアに見ていきましょう。
右手のポジショニング
右手をどこに置くかも確認しておきましょう。
僕はブリッジに軽く右手を当てて演奏することが多いです
ビグスビー、ロッキングトレモロ、テールピースなどブリッジの形状も様々ありますので、ブリッジの形状も自分に合ったものを探すと良いです。
また、ボディの形状によっても右腕全体のポジショニングが変わってきますので、右手のポジションもしっくりくることを確認しましょう。
トータルの弾き心地
ハイポジションを含めたフィンガリングのやりやすさ、ストロークやピッキングのやりやすさなど、弾いてみて気持ちよく弾けるかを確認します。
チューニングが狂わないか
ブリッジやペグの種類によってはアーミングでチューニングが狂ったりしやすいモデルもあります。
アーミングする場合は試奏する時にアーミングも試して、チューニングが狂わないか確認するようにしましょう。
ブリッジによってはどうしてもチューニングが狂うものもあります。
チューニングの狂いが許容範囲のギターを選びましょう
立ったときと座ったときで弾けるか
試奏は主に椅子に座った状態で行われることが多いです。
ですが、必ず立って弾けるかも確認しましょう。
座った姿勢と立った姿勢ではギターの位置も変わってくるため、座って弾きやすかったのに立つと弾きにくいということはよくあります。
ストラップを借りるか持参するなどして、立って弾いた感覚も試しておきましょう。
ストラップの位置を変えて弾いてみる
立って弾く時にストラップの長さも調整してみましょう。購入前にちょうど良いポジションがあるかを確認しておくことが大切です。
ノブやセレクターの扱いやすさ
ギターによってノブやセレクターの位置っていろいろ違いがありますよね。
演奏中にノブを扱いやすいか、セレクターを触りやすいか、間違えて触ってしまわないかなど確認しておきましょう。
ガリの有無
中古ギターに多いですが、ノブを回した際にガリ音が出ることがあります。ガリが出る場合はギターを修理しなければいけないので、基本的には購入を避けます。
修理ができる人は値引き交渉をして購入するのも良いですね。
ネックが反っていないか
ヘッドからブリッジを並行に見て、ネックに反りが無いか確認します。
絶対に反っていたらダメということは無いですが、弾きやすさにも関わってくるので、許容できる範囲が確認しておきましょう。
トラスロッドの余裕がどれぐらいか
ネックが反ったときにトラスロッドを回して反りを修正するのですが、トラスロッドを回し切っているギターだと反りがなおせません。
中古だと特に店員さんにトラスロッドが回されているか聞いてみましょう。
ただ、中古だとどれぐらい回されているかわからない場合もあるので、気にされる方は新品を購入しましょう。
鳴らないフレットがないか
フレットが削れすぎている場合、音が変わらないフレットがあることがあります。
フレットを一つずつ押さえて音を出して確認しましょう。音が変わらないフレットがあれば、フレットを打ち直す必要があります。
フレットの削れ具合
どれぐらいフレットが削れているか見ます。極端に削れているフレットがある場合、購入後にフレット打ち直しが必要になる場合もあります。
また、フレットの削れ方によって、チョーキングがしにくいといったトラブルを抱えているギターもありますので注意です。
求めている音作りができるか
アンプに繋いで音を出す際、求めている音が出せるか確認しましょう。
初心者で音作りがわからない場合は、店員さんにどんな音楽をしているか伝えて、音作りをしてもらいましょう。
買って満足できるか
最も大切なことはこれに尽きると思います。
プロとしてギターを弾いていて、
「どうしてもこのギターじゃないと音が作れない」
ということでなければ、自分が気に入ったものを買うのが一番です。
それは、ギターの形だったり、弾きやすさだったり、値段だったり様々です。
人それぞれ価値観は違っているので、自分が価値を感じるギターを購入するのが一番ですね。
たとえ弾きにくいギターであっても、それを含めて愛しましょう!
まとめ
今回はギター初心者が試奏できない原因と対策、試奏するときのチェックポイントをまとめました。
- 試奏で曲を弾く必要はない
- 人によって試奏の目的は違うから誰でも試奏してオッケー
- 試奏するからにはチェックをしっかりと
このあたりを心がけてもらえればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事がギター初心者さんのお役に立てれば幸いです。
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